時間をお金で買う
仕事柄、時間をお金に換算することにすごく敏感になっているので、日常生活でもついつい考えてしまう。
例えば、家で晩御飯を作る場合、ご飯を炊こうとすると、洗米と炊飯で50分ぐらいはかかってしまう。更に浸水30分を追加すると、80分はかかる。だから調理にそれぐらいの時間をかけるのでなければ、いっそパックのご飯を買ってきてしまった方が早い。材料費で言うと、米の品種にもよるが、普通の米は1食50円ぐらいかかる。一方、パックのご飯は新潟の有名メーカーの商品でもスーパーマーケットで5個500円ぐらいで売っているので、1食100円程度で済む。それこそ玄関開けたら2分でご飯なので、例えば20分ぐらいでおかずを拵えることができれば、30分の節約のために50円を支払っているということになる。
今日の晩御飯はあったまるものを食べたかったのでスーパーで味噌煮込みうどんを買って食べた。味噌煮込みうどんはお湯さえ沸けば、10分でできてしまうので、ごはんも買い置きしてあったパックのご飯で済ませた。
移動のときにも、時間をお金で買うことが往々にしてある。逆にお金を時間で買うこともある(お金をケチる代わりに時間をかけてる)。仕事で移動する場合は、会社の経費なので遠慮なく新幹線を使うが、自腹となると、時間とお金を天秤にかけてしまう。特に名古屋から大阪へ行くときがそうである。 JRと近鉄、新幹線と在来線、特急と急行でかなり時間もお金も変わる。おおよそまとめてみるとこんなところか。
行き方 | 経路 | 時間 | 運賃 | 1時間あたり本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
のぞみ | 名古屋ー新大阪ー大阪 | \6,550 | 1時間2分 | 4本 | 正規の切符 |
ひかり・こだま | 名古屋ー新大阪ー大阪 | \4,200 | 1時間2分〜15分 | 2本 | ひかり早特きっぷ |
新快速 | 名古屋ー大阪 | \3,100ぐらい | 2時間45分 | 2本 | チケット屋 |
近鉄アーバンライナー | 名古屋ー大阪難波 | \3,350 | 2時間7分 | 1本 | 乗車券は株主乗車券 |
近鉄急行 | 名古屋ー伊勢中川ー大阪難波 | \1,500 | 3時間14分 | 1本 | 株主乗車券 |
高速バス | 名古屋ー梅田 | \3,000 | 2時間50分 | 少ない |
圧倒的に安いのは近鉄の株主乗車券利用。コストパフォーマンスがいいのは新幹線のひかり早特きっぷ利用。特に名古屋・新大阪間はのぞみとこだまの時間差が少ないので、こだまを選ぶことのロスが少ない。実際は1時間に3本あるのだが、こだまとひかりの発車時刻が近いので、実質的には2本分である。
新快速利用は青春18きっぷが使える時期に日帰りする場合にはお得だが、それ以外の時期はそれほど効率的でもない。高速バスの方がやや得だが、渋滞で遅延リスクがあるので、個人的には使おうとは思わない。
近鉄の急行乗り継ぎは何回かやっている。読書の時間に充てられるので、腰が痛くならなければ、それほど苦痛でもない。が、さすがに時間がもったいないので、もうやらないかなー。