台南でのバスの乗り方
台南は地下鉄がなく、公共交通はバスだけになっています。
観光地などへ行く際には、ガイドブックにはバスやタクシーで行くように示されているケースが多いようです。台北ほどレンタサイクルがあるわけでもないので、周遊するには不便ですね。
タクシーは日本より安いので、タクシー移動というのもアリなんですが、節約旅行ではタクシーはやはり贅沢です。そしてタクシーの運転手は言葉が通じなかったり、文字で場所を示しても理解できない人がいます。これは日本でも同じなんですが。
そんなわけで、自力で動くためにバスを使ってみようというわけです。
台南の路線バスは、市のサイトで時刻表が出ています。一応日本語です。ただ、路線図が実際の地図上じゃないので、どこを通るかはわからないんですよ。
http://ebus.tncg.gov.tw/TNWeb/JIndex.jsp?locale=ja_JP
そして、バス停に行っても、バス停の時刻表は、そのバス停の通過時刻ではなく、始発バス停の時刻なので、そのバス停にいつ来るかはわからないんです。
そこで、スマホアプリを使います。
台南市バスのホームページ
tourguide.tainan.gov.tw
から、iOSアプリとAndroidアプリが出ています。
記述が中国語なのでわかりにくいのですが、このアプリでは、ある場所からある場所へバスで行くのに、どのバス停から乗って、どのバス停で乗り換えて、どのバス停で降りればよいかを複数示してくれます。検索した時刻に合わせたリアルタイム検索で、バス停までの歩行時間も含めて最短時間で行けるルートから順に示してくれます。この中から、最短で行ける経路、時間はかかっても歩く距離が短い経路や乗り換えのない経路などを選べばいいでしょう。
路線規劃が経路探索にあたります。
出発地と到着地は住所や施設名で入力します。
地図上で指定することもできます。
場所をロングタップするとピンが立ちます。
ここで左下のSをタップすると出発地に、Eをタップすると目的地に指定します。
これは確認なので、是をタップ。
査詢結果をタップすると検索結果が表示されます。
それぞれの方策をタップすると行き方が出ます。
方策1では406m歩いて成功路西段バス停に行きます。
11時21分の3系統のバスに乗って東門教会で降りて165m歩くとも目的地に着きます。
ただし、ここで一つ注意があります。
それはバス停の到着時刻がアテにならないことです。
バスが遅れることはよくありますが、台南のバスは早く来ることもあります。バス停に通過時刻が書いていないのもそういう理由なのでしょう。時刻はあくまでも目安にすぎません。経路案内に従って動くときは、早めにバス停に行きましょう。
じゃあ、バスがまだ来ていないか、もう行ってしまったかをどうやって判断するか?
まずは、バス停に他にお客さんが居るかどうかを確認すればいいでしょう。誰もお客さんがいない、もしくは他のバスを待っていると思われる場合は、先ほどのアプリを立ち上げて、動態公車をタップして乗りたいバスがいまどこに居るかを確認しましょう。
このアプリのおかげで、通常はタクシーで行くことを案内される花園夜市にバスで行くことができました。
お金の払い方
系統によって違うようですが、市内バスは前乗後降で、乗車時に支払います。運賃は18NT$(1NT$=3.5円換算で、63円)。台北の悠遊カードも使えます。悠遊カードを使う場合は乗車時と降車時に両方タッチするようにしておくと、一定時間以内のバスの乗継が無料になったり割引があるようなので、バスを乗り継ぐときや所用が短時間で済んだときは、次のバスが安くなるようです。
台南では悠遊カードはコンビニでしか使えないかと思っていましたが、路線バスも台鉄でも使えるので、何度も台湾に来る人は是非持っておいた方がいいでしょうね。私の場合は、台北でのYoubikeも登録しています。
悠遊カード - Wikipedia
http://www.easycard.com.tw/