南インド・マレーシア旅行記(3/3、クアラルンプール編)
南インド・マレーシア旅行記(1/3、チェンナイ編) - 溢れ出る加齢臭
南インド・マレーシア旅行記(2/3、コチ編) - 溢れ出る加齢臭
の続き
最後ですが3泊してるので、長いよ。
クアラルンプール国際空港2到着
深夜0時半にコチを発った飛行機は朝7時にクアラルンプール国際空港2(KLIA2)に着陸した。
コチからクアラルンプールまでは4時間のフライトであるが、時差が2時間半あるので、到着はマレーシア時間は朝7時。関西空港からクアラルンプールまで7時間のフライトに対して時差が1時間に対して、コチからクアラルンプールで時差が2時間は変な感じであるが、どうやらマレーシアの標準時はボルネオ島に合わせているようである。したがってマレーシアの西の方にあるマレー半島のクアラルンプールでは朝7時といってもまだ日は高くない。
イミグレもすんなり終わり、荷物を受け取る前にマレーシアの携帯電話会社のMaximのカウンターで5分でプリペイドSIMを35リンギットでゲットした。荷物もすんなり受け取り。
空港からクアラルンプールの市街地へは、ターミナル駅であるKL SENTRALまでKLIA EKSPRESで行くことにした。
ここで、英語のスペルがおかしいことに気づくだろうか。
英語ではcentral、expressがマレーシアではsentral、ekspresとなる。マレーシアは植民地時代に言語がアルファベット表記に変更され、外来語は発音をアルファベット転記しているようなのだ。日本のカタカナ表記みたいなものなんだろうけど、アルファベットなので日本人でも読みやすく、ありがたい。バスやタクシーやレストランなどもマレーシアでは発音に基づくアルファベット表記となっていた。
KL SENTRALまで40分で55リンギットなので1600円ほど。日本の物価から照らし合わせても高い。
バスに比べれば速いものの、現地の物価から見ても高いらしく乗客は少なかった。
KLIA EKSPRESは、途中KLIA1に停まったあとはKL SENTRALまでノンストップであった。もっとも途中の駅数もかなり少ないので、普通電車に乗っても大して遅くはなく、追い抜きもないとのこと。
1日目
KL SENTRALでモノレールに乗り換えて、宿泊先の最寄駅であるBUKIT BINTANGまで行く。BINTANGというとインドネシアのビールを思い出すが、意味は星である。そしてBUKITは丘なので、BUKIT BINTANGは日本語で言えば星ヶ丘である。名古屋の星ヶ丘は郊外の市街地であるが、クアラルンプールの星ヶ丘は都心の繁華街である。いや、到着するまで全然知らなかったんだけどね。
駅からホテルまで歩く道すがら、大きな夜市を見つけた。Jalan Alorというところで、中華料理、タイ料理などのレストランが並んでいる。台湾の夜市とは違って、道路沿いのレストランが、夜は道路まで椅子やテーブルを出すようである。店の中にも席はある。
午前中なので、ほとんどのお店は閉まっているが、それでも朝から空いているお店もあったので、中華麺で朝ごはんにした。
ホテルは1時過ぎにチェックインができた。ホテルは1階がロビー兼カフェになっていて、宿泊客以外でも自由に滞在できる。しょうが茶の無料サービスもある。ホテルの部屋は1階でロビーのすぐ隣であったが、カードキーで仕切られておりそれほどうるさくもなかった。
ホテルの部屋には換気扇があり、洗濯物も乾かせる。その前に、ホテルから50mほど離れたところにコインランドリーがあるので、そもそもバスルームで手洗いする必要もなかった。
クアラルンプールはイオンやら伊勢丹やら日本資本のショッピングセンターがある。コチのオイルマッサージでベタベタになった体をシャワーで洗い流したあと、15分ほど歩いてショッピングセンターの中にあるユニクロへ行った。
ショッピングセンターの入口の天井が高くて開放感がある。
ユニクロそのものは日本と同じ。
このショッピングセンターに通じる歩道橋の中にも店がある。なんか大阪っぽいのよね。
ユニクロっぽい雑貨屋さんもあった。
シェアサイクルならぬシェアキックボード🛴
ホテルに戻って家人が休んでいる間にコインランドリーへ行きがてら、お散歩する。
この旅行ではアルコールを飲めることは期待しておらず、ここまで一滴も飲んでなかったのだが、コンビニに現地ビールがあったので買った。イスラムの国だけど、非イスラムも多いので、割と普通に買える。ただ日本よりちと高い。
インド系のお店もある。味はわからんけど、まあまあお客さんもいるので、まずくはないだろう。
この日はこのあとその辺で飲み食いして寝た。食ったものは後日書きますね。
2日目
ホテルで朝ごはんを食べたあと、マレーシア・イスラム美術館へ行くことにした。
閉じる 2016.2.15 クアラルンプールの都市部に沿うように南北にはしるKTM鉄道。線路の西側は、ビジネスやショッピングなどの商業エリアとなっていますが、KL市内東側には広大な自然公園が広がっ...
ホテルの最寄りのBukit Bintang駅から地下鉄で3駅、Muzium Negaraまで。
最近できたのだろうか、やたらときれいである。
タッチパネル式でトークンを買う。カードもあるけれど、次にいつ来るかもわからないので、トークンにしておく。
行きたい駅を検索して、出た金額を払う。アルファベット表記なので入力が楽だ。
改札はゲートみたいなもん。
ホームへ向かう
ホームドアで仕切られている。
ホームの椅子。
発車案内は台北と同じ残り時間表示。日本もこのやり方にすればいいのに。名古屋の地下鉄は特に、前駅を出た案内がなく出発時刻表示しか出ないので、即刻変えるべき。
車内の先頭。
わかりにくい写真だが、要するにこの地下鉄は無人で走っていた。鉄軌道の無人運転は初めて見た。
最寄駅から美術館までは歩いたのだが、ここは山になっていて、しかも歩くと美術館の裏側に出るので、結局美術館の入り口がわからなかった。地下鉄で行くとどうやらかなり大回りをすることになるらしい。
館内は撮影禁止なので、この程度しか撮れなかったが、うん、よかった。中央アジアのイスラム建築は実物を見たいと思ったね。
美術館を見終わり、チャイナタウンへ行く。地下鉄で行こうにも来た道を戻るのは大変だ。インドより風があるとは言え、大変蒸し暑く、今日は日差しも強い。到底そんな気にはなれないので、Grubを使うことにした。
GrubはマレーシアのUber。Uberと異なるのは普通のタクシーも呼べるようで、種類によって値段が異なる。タクシーは呼ぶだけで、値段は距離によって、あとで決まるようだ。
美術館の入り口まで来てもらって、チャイナタウンまでクーラーの効いた快適な車内で過ごす。渋滞していたが値段が決まっているので安心。外国人にとってはUberやGrubはとてもありがたい。日本も道路運送法も含めて、これから人口減少で移動の担い手が減る中でタクシーの仕組み自体を考えないといけないね。
チャイナタウンを歩く。暑いのですぐアーケードの下に引っ込んだが。
チャイナタウンの奥で見つけた屋台で昼ごはんとビールを飲んだ。
隣のテーブルのおっさんは、12%のビール風飲料を持ち込み、人の食べ残しを食べていて店の人から怒られてた。
ここの料理はおいしかったので、あふれ出るカレー臭にも書きますね。
土産物を物色にセントラル・マーケットへ行く。グミの大袋とネスレのミロのダイス型のスナックがあったので、これを職場の土産に。
HOME > アジア > マレーシア > マレーシアの雑貨土産といえばCentral Marketセントラルマーケット!絶対行きたいお店5選目次意外にも雑貨屋さんが少ないクアラルンプールで...
タイルがよかった。
猫のケージに吊るす提灯も買った。
ベンツの下に野良猫。
この後、またJalan Alorの屋台街へ出たのだけど、家人が食欲がなく眠そうだったので、唐揚げだけ買って、コンビニでビールを買って部屋で1人で晩ごはんにした。
マレーシアはカールスバーグが法人を置いていろいろなビールを生産しているようだ。
SHAREもくじマレーシアは常夏。年がら年中、街角の食べ物屋さんやビーチ、バーなどでビールを飲んでいる人を見かけます。今回は、マレーシアで飲めるビールの種類について取り上げたいと思います。スポンサーリ...
3日目
実質、最終日。 Bukit Bintangはクアラルンプールの繁華街というけれど、Jalan Alorの辺りにいるので、よくわからなかった。ので、歩いてみた。
伊勢丹。名古屋にないからわからん。
なるほど繁華街感ある。
モノレールの高架橋を広告媒体にするのはよいね。
モノレールのホームの看板もデジタルサイネージ。
クアラルンプールの全体がわからないね、ということで市内観光ツアーバスのホップオンホップオフに乗った。1周2時間の2コース。途中の乗り降り自由で55リンギット。ざっくり1600円ほどかかる。
閉じる 市内23カ所の見所を、一気に制覇!快適・便利な観光バス 様々な観光スポットを、乗り降り自由に楽しめるのが「ホップオンホップオフ」。KL市内23カ所の観光スポットを、全てを回るのは時間的にも大...
クアラルンプール駅
時折、大きなハンプがある。インドもそうなのだが、クルマの速度を落とさせるハンプは大げさな方が効果があるのだが、日本は市民のクレームがあるせいか控えめなものが多く、意味のないことになっている。
ハンプがあるから時速35キロで行けよという標識
そしてハンプ
リトルインディア。今回の旅行の最後の晩ごはんはここで食べる。
バスの2階席
エアコンの吹き出し口になぜかパンが突っ込まれてた。
家人の趣味のビル巡りは、新しいビルが多くなかなか難航した。
モノレールはなかなかボロかった。破損をガムテープで止めてたり。近年発展してるからといって、すべてが新しいわけではない。ちなみにモノレールにはエアコンもない。
リトルインディアで家用の買い物をした。小さいターリーとジャスミンの花。
帰国
前日のバスツアーで、かなり道路が混むことがわかったので、10時の飛行機に対して、7時過ぎにGrubを手配して早めにKLIA2に直行した。確か85リンギットぐらいだったので、2人ならKLIA EKSPRESよりも安い。乗り継ぎがないので早い。
泊まったのはAnggun Boutique Hotel。場所も何も考えず見た目と値段だけで決めたホテルだったけど、しょうが茶のサービスあり、近くにJalan Alorあり、ホテルのご飯もおいしいしで、とてもよいホテルでした。KLに再訪するときはまたここに泊まりたい。
Grub専業でやってるんでしょうね。丁寧な運転でした。
チェックインして、朝食を食べたあと、搭乗したのだが、ここで離陸が1時間遅れるというアクシデント。関西空港着が夜7時半の予定だったので、このままでは関西空港駅で最終のはるかに乗れず、名古屋に帰れない可能性が出てきた。時間を見ながら最悪の場合は、新大阪で一泊して朝一番に名古屋に帰ることを考えた。しかしながら、席が前で、関西空港の荷物受け取りもそれほど待たずに出てきたので、最終のはるかに間に合い、その日のうちに名古屋の自宅へ戻れた。
ここまで読んでくれてありがとう。
なお、食べたものはこちら。 gourtessy.hateblo.jp