Winnyの作者逮捕について思ったこと
Winnyの作者がタイーホされたのは3日前のことであるが、このことについて、いろんなページを見たり、相方と喋ったりしながら考えた。現在のところ、僕が思っているのは以下の通りである。まだ考えはまとまっていない。
- とりあえず、現行の著作権侵害を煽るようなもん作ったのは幇助にあたるだろう。
- かといって、P2Pの技の芽を積んでいいのやら。
- ネトランとWinny本の方が悪質やろう。奴らはそれで金儲けをしている。彼らは教唆だ。
- 47氏の考えていることは大したもんだと思うが、Winnyが著作権のあり方を変えることはなさそう。
- 違法コピーがなくなったからと言って、コンテンツの売り上げは伸びないだろう。むしろ逆効果ではないか?
- 著作権法とコンテンツの流通方法や価格を変えないことには、良い方向には発展しない。
- 捜査資料をWinnyに流出させた京都府警が、腹いせにWinnyの作者を逮捕とは甚だしい。
「CDから録音したMDを友達にあげる」「映画を録画したビデオを友達にあげる」という行為は著作権法違反であるが、事実上黙認されている行為ではある。ところが、これをP2Pで大規模に行うとダメだという。では、黙認と逮捕の境目はどの辺にあるのかということは、著作権法で明文化しなくてはいけない。ネット社会って、今まで「暗黙の了解」で済ませてきたことが、それでは立ち行かなくなって明確な、しかも世界的なルール<%=fn "それを違反した場合の罰則規定と違反行為を逃さず捕らえる監視システムを装備しなければ、そのルールは実効性を持たない。こう書くと、なんて狭苦しい世界だと思うが、そういうシステムが作れないようなルールは最初っから作るなということです。" %>を求める社会だと思う。でもそれは、おっさんどもには苦手な社会だよな。