フルハイビジョンテレビを買った
僕が所属する業界は恒例の年度末の繁忙期に突入しており、今年度一杯は休みが取れない状況が続いている。
そんな中、遅ればせながら半ば思いつきでフルハイビジョンテレビを購入した。
もともと家にあったテレビは嫁さんが独身時代から使っていた韓国LG製の21型のブラウン管テレビで、来るデジタル化には対応できないし、そもそも独身時代から使っているものだから、結婚生活に併せて一新したいなと思っていたところだった。
さて、我が家でデジタル対応のテレビを買おうと思ってその条件を考えていくと、以下の条件に行き着いた。たぶん普通の家とは異なるのだろう。
- テレビが大きくなると部屋が狭く感じるので大きさは24インチか27インチにしたい。
- テレビをそれほど見る家庭ではなく、むしろパソコンを繋げて使う環境を重視して解像度は1920x1200pixel(WUXGA)は欲しい。
解像度の条件を考慮すると一般的な液晶ハイビジョンテレビはダメで、この解像度を満たすのはフルハイビジョンテレビとなる。フルハイビジョンテレビは小さくても32インチ以上となる中で、27インチ以下のフルハイビジョンに該当するのは2つだけだった。
- シャープ AQUOS LC-26P1 (26インチ版。22インチ版はLC-22P1)
- ナナオ FORIS.HD DT27ZD1(27インチ版。24インチはDT24ZD1)
多少の機能の違いはあるものの、僕が欲しい機能としてはどちらも同じ。ただし価格は倍ほども違う。果たして今後テレビを見るのかどうかも含めて、大型液晶ディスプレイとの比較検討を行った結果、最終的にはデザイン性で、当初から嫁さんが推していたFORIS.HDを購入した。購入と言っても、ナナオのお店は名古屋にはないので実物を一度も見ることなく、ネットで注文しただけ。*1
FORIS.HDを出しているナナオといえば、車椅子で心臓に病を抱えるデザイナー、大阪大学の川崎和男先生がデザインディレクターをしている。当然、FORIS.HDもデザインの監修は川崎先生。僕は購入を決めてから初めて知ったことだったが、嫁さんは前から知っていたようだった。
で、感想なんですが、いや、買ってよかったっす。家電量販店にあるような圧迫感のある画面じゃなくて、27インチだと部屋を壊さないし、紺色のボディは部屋によく合っている。ネットでは画質が今一つという書き込みも見られたが、別に気にならない。パソコンとの接続もすんなりできて、WUXGAの解像度で表示されるし、音も出る。デジタルテレビも見ることができればパソコン経由でDVDの鑑賞も、YouTubeもニコニコ動画も鑑賞できるし、付属のスピーカーだけで音質は全然だけど音楽鑑賞やネットラジオの鑑賞もできる。そりゃBOSEのスピーカーから出した方がいいけど、そっちの方はAirMac Expressからの入力で端子が埋まっているので、音に感しては辛抱かな。
*1:その後、カッシーナやIn the roomで実物を見たのだけど、それは購入後だった