溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

住宅雑感

いま、住宅に関するアンケートの入力をしながら思ったこと。
郊外のニュータウンで買った夢の一戸建てが、20年も経過すると子供が独立して同居する人数が減ってしまい、オーバースペックになってしまう。ニュータウンの緑も、木が生長しすぎて道路の隆起や日照の阻害を起こしてしまう。住んでいる人も歳をとってしまって、自家用車で動くのが億劫になってしまうけれども、公共交通は不便だし、歩いていけるところに買い物できるところはない。しかも郊外のニュータウンは開発と同時に一気に入居するので、住んでいる人の年齢が似ていて、高齢化も一気に起こる。その割には買ったときに比べて住宅価格が下がっているので、売っても損が大きい。資産のある人は一戸建てを置いたまんま、都心に引っ越すこともできるけれども、そうすると、元の家が実質空き家状態になって、庭の木が放置されるので近隣への被害が大きくなる。そして空き巣などの犯罪の温床にもなるので治安が悪化するので、更に住宅価格を下げてしまって資産の目減りを招くという負のスパイラルを招く。それよりはさっさと売ってしまって、新しい人が入ってくれた方がいい。
幸い、話によると今の子育て世代の郊外の一戸建てニーズはまだまだ高くて、中古の空きが出てもすぐに買い手がつくらしい。たぶん新築よりも割安だからじゃないかな。今なら躯体はそのままにして、リフォームとかリノベーションで内装・間取りを入れ換えてしまおうという選択肢だってあるし。
結局、郊外ニュータウンの高齢化の問題は、開発が埋まってしまってて、しかも高齢者が出ていかないから若い人が入れないっていうだけじゃないかと思う。(その割には、空き地に新しく建てるという若い人は少ないらしい。)