coLinux開発版 + ubuntu 6.10 server + Plaggerをインストールしてみた件について
ここ最近、VMWare + ubuntu 6.10 desktop上でPlaggerを動かしていたのだが、Plaggerを動かすためにVMWareを起動するのがもったいなくなったので、coLinux上でubuntuを動かすことにした。
日本のコミュニティではcoLinux用のubuntuは5.10となっている上、desktop版なので、最新のubuntuでできないかと探した結果、Ubuntu61 - coLinuxのページを参考にserver版をcoLinux上に構築できた。
使ったソフトとバージョンは以下の通り。
・coLinux開発版:devel-coLinux-20061003.exe
・ubuntu 6.10:ubuntu-6.10-server-i386.iso
・QEMU on Windows:qemu-0.8.2-windows.zip
やり方はUbuntu61 - coLinuxの通り。最初にqemu上でインストールしておいて、ddコマンドでcoLinux用に変換するようです。このときに先頭の63ブロック分は飛ばす。Ubuntu61 - coLinuxではddコマンドを使うためにunxutilをインストールすると書いていますが、僕の場合はcygwinをインストールしてあったので、cygwin上のddを使えばよい。
次に、coLinux起動用の設定ファイルなんだけど、Ubuntu61 - coLinuxでは、desktop版を想定しているので、起動オプションが
root=/dev/hda1 fastboot 5
となっているので、
root=/dev/hda1 fastboot 3
に直しておく。あとEthernetは僕はTAPしか使わないので、
eth0=tuntap,"TAP"
だけで充分だと思われ。
次にaptの設定ですが、これは名大の松原先生のUbuntu 6.10 Installation Notes (Japanese) を参考に、サーバーをjp.archive.ubuntu.comから理研ftp.riken.go.jp/Linuxに変えておく(nanoエディタではAlt-rで置換)。また、CD-ROMをsources.listから除外し、Plaggerをインストールするために必要なexpatをインストールできるよう、universeの行の先頭についている#は外しておく。保存したらupdateしておく。
ubuntu 6.10ではバグでアンダースコアやバックスラッシュ、パイプの入力ができないので、
$ sudo aptitude install console-data
でconsole-dataをインストールしてから、
$ sudo loadkeys jp106
で106キーボードを使えるようにしておく。
この時点でPlaggerをインストールする準備は整ったので、あとは、ubuntu server に Plaggerを入れてみるメモ - nakax memoの通りにインストール作業を済ませる。
Ubuntuのデスクトップ版ではおそろしく面倒くさかったPlaggerのInstall作業は、Server版ではあっけなく速攻で終了した。わーい。