溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

ガソリン税の使い道

ガソリン税、自民も民主も大間違い (ニュースを斬る):NBonline(日経ビジネス オンライン)より

公害のように、他人に迷惑をかけるものに対しては税金を課し、その行為に制限をかける必要がある。これは、英国の古典派経済学者、アーサー・ピグーが考案した「ピグー税」の考え方。税金をかけることで、環境問題のような外部不経済を市場の中に取り込むわけだ。

 ガソリン税はこの典型。ガソリンを消費すればするほど、温室効果ガスが排出され、地球温暖化の原因になる。ピグーの考え方に基づけば、「ガソリン消費を抑えるためにガソリンにより高い税金を課すべき」という解が導き出される。

 ガソリン値下げ隊を結成し、全国を行脚した民主党。彼らは税負担の軽減という観点から暫定税率の引き下げを主張しており、議論の立ち位置は異なる。ただ、「世界各国が温暖化防止に力を入れる中、日本だけが税率を下げるという選択肢があるのか」という高橋氏の疑問ももっとも。民主の主張は、大衆には受けるだろうが、世界の動きには逆行している。

ピグー税は外部不経済を発生させる主体から税金を徴収し、外部不経済を減らす方法への対策費用もしくは外部不経済を被る主体への補償費用に充てることで社会的厚生を最大化する話だったはずなので、ガソリン税が環境に対するピグー税であるならば、その税収は自動車からの環境負荷物質排出を削減する方向(燃料電池車の購入補助や公共交通の整備)もしくは、地球温暖化の影響を将来被る主体への補償に充てるべきであり、一般財源化はありえないと思う。


とは言え、税率をいくらにすべきかはCO2排出と地球温暖化の被害額との関係がわからないことには、数理的には求められないのが悩ましいわね