溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

修理屋

先日、父から電話。

「ノートパソコンが起動せん。メーカーに電話したらハードディスクを交換さなあかんそうだ。修理代は4万円」

このノートパソコンは僕が名古屋に来る直前に10万円弱で購入したもので、AthlonXP2500+、30GBHDD、RAM192MBという今から見ると低いスペックのパソコンで、とてもじゃないが4万円も出して修理するようなシロモノではない。中のデータはCD-Rにバックアップをとっていることもあったこと、ノートパソコンでありながらテーブルの上でしか使っていないこともあったので、僕としてはデスクトップへの買い換えを進言した。選んだのはDELLの一番安いデスクトップ。これでもAthlon64x2 4400+、19インチワイドTFT液晶、1GBメモリ、160GBHDDあるので、ノートに比べれば雲泥の差。ネックは1GBのメモリでVistaを動かすことであるが、幸い、うちには以前別のデスクトップで使っていたWinXPを入れ直せば十分だろう。で、ノートパソコンを名古屋に送ってもらった。

ノートパソコンのハードディスクが実際にダメになっているのかどうか、CDブート可能なLinuxを立ち上げて確認してみたがだめ。実はマザーが死んでいるんじゃないかとも思ったが、メーカーさんの言うことを信用して、ハードディスクを交換することとして、この間の日曜日に久しぶりに休みをとって大須でハードディスクを買ってきた。WesternDigitalの40GBのやつを6000円で。

家に帰ってハードディスクを交換してCDにLinuxのCD-Rを入れて起動すると見事に立ち上がった。そのままハードディスクにインストール。しかし、動いたのはいいけどいかんせんメモリが192MBはきつい。起動に時間がかかるし、動作ももっさり。少ないメモリは織り込み済みなので、軽めのディストリビューションを使っているものの、それでも遅い。思えばよくこんなものでXPを動かしていたものだと思う。サブ機としてももう少しメモリが欲しいので、通販でメモリを購入することにした。512MBを2枚で6500円ぐらい。

2日後、メモリが届いてノートパソコンに装着したところ無事起動した。さて、家で使うには無線LAN化する必要があるので、USBの無線LANアダプタを装着して、カーネルの再コンパイルをしてみたのだけど、認識してくれない。どうしようかと思っているところに父親からメール。

「パソコンが届いた。ノートパソコンじゃなくて、残念」

何をぬかすか、この親は。デスクトップでええって言うてたやん。理由を聞いてみると母親が食卓で文章を打ちたいらしい。ほう、家族で唯一使えない母親もパソコンを始めますか。じゃあ、せっかくなんで送ってあげましょうかということで、宅急便で返送することにした。結局、13000円ほどでハードディスクの交換と3割増強とメモリの5倍増設をしてあげたということになる。

うちの実家はこの結果、3人でパソコンが3台になる。