溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

親指シフトをやめた

今年の5月から始めた親指シフトですが、半年経っても打鍵速度に改善がみられないことから、この度、習得を断念することにしました。断念に至った理由は以下の通り。

指が覚えられなかった

親指シフトといえば、その独特のキー配列が特徴なわけで、その配列そのものは頭では覚えました。そこから実際に使えるレベルに至るまでは日々研鑽しながら指が覚える必要があります。本当なら練習ソフトを使うべきなのでしょうが、仕事中にそんなことをやってられないので、仕事で書く文書の中で練習を積んでいました。しかし、結局、指は覚えてくれず、頭の中で音声化してから打鍵するというプロセスをとっていました。また、変換がもたつくとリズムがずれてスムーズに打てなくなるという状況もありました。おかげで速度は上がらず、ローマ字打ちの方が速いということになりました。

必ずしも打ちやすいわけではなかった

親指シフトはすべての音が1ストロークなので、打鍵がローマ字打ちの1/2になるというのがポイント、しかもかな打ちよりも使うキーの数は少ないというのがポイントでした。しかし、音の組み合わせによっては指を動かしづらくなるので、かえってローマ字打ちよりも打ちにくくなるケースがありました。具体的には同じ薬指、小指が続く場合です。今までローマ字打ちを続けていたので、左右4本の指を使うといっても、薬指、小指を動かすケースはそう多くはありませんでした。しかし親指シフトでは例えば「ひかり」という単語は左手薬指xキー→左手薬指wキー→左シフト+左手中指eキーとなり、薬指がスムーズに動かないのです。
親指シフトは意外と薬指、小指の出番が多く、日頃からスムーズに動かせるように鍛えていないと打鍵速度は上がらないようです。特に右手小指の付け根を以前骨折しているので小指がスムーズに動かない私としては、ちょっと辛かった。

正しい姿勢が求められた

親指シフトは正しく座らないと打鍵しづらく、スピードが上がりません。しかし、うちの会社は備品がおんぼろで、しかも作業スペースを増やすため、通常の事務机の上に高さ3cmほどの天板を置いているので、普通に座ると机の高さが高いのです。座面をあげようとすると、引き出しに太ももがつっかえます。もともと親指シフトがしづらい業務環境でした。

Macbookでは使いづらかった

自宅のMacbook用にTeslaをインストールしていましたが、ちょうど左右の手の間にスペースキーがあるので、スペースキーを左シフトに割り当てても、右シフトに割り当てても中途半端です。スペースキーをそのままにして、英数を左シフトにした場合は先に英数キーが反応して英数モードで入力してしまうこともしょっちゅうありました。英数はxとcの間、カナキーはmと,の間ですので、シフトキーとして使うには使いづらい位置です。本当なら専用キーボードにチェンジすべきなのでしょうが、そこまでして習得するものでもないと感じました。また最近になって、キーボード入力をするとカーネルパニックを起こすようになったのも断念した理由です。
NeoOfficeを入れていましたが、NeoOfficeではTeslaの親指シフトは最初から使えませんでした。

全角と半角で記号の位置が変わるのがどうも気持ち悪かった。

これは親指シフトだけの理由ではなく、キーバインドを変えていたせいでもあるのですが、例えば@マークが半角と全角で位置が違うというのはちょっとやりづらかったですね。


そんなわけで、またローマ字に戻ります。


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