溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

大型店の郊外出店を制限、1万平方メートル以上対象・政府案

 第一印象は「遅い」
 2007年の改正となれば、その前に認可が下りているショッピングモールの建設には支障がないでしょうね。これから申請ラッシュとなるものと思われます。(ちなみに名古屋では雨後のタケノコのように伊音ができあがっています)
 現在ですらこの出店ラッシュであり、このペースが進めば早晩巨大ショッピングモールの市場は飽和するので改正時点ではもう出店したくなるような場所はもうないのではないかと思います。ひょっとして伊音の出店が一段落したから法改正ということで、伊音の独り勝ちでつか。(つд`)
 巨大なショッピングモールは、いろいろあって便利ですが、反面、ちょっとしたモノを買うのにも長い距離を歩かされて不便だという欠点があります。30代前半である私がそう思うのですから、高齢者の方はなおさらでしょう。
 これから本格的な高齢者社会を迎える日本において、巨大なショッピングモールよりは、より小さなお店のニーズの方が大きいような気がします。
 と、昨日書いたところで今日、[R30]: 郊外出店規制じゃなくて、中心市街地商店廃業強化が必要じゃね?
というエントリ発見。タイトルは刺激的だけど、内容はいちいちごもっとも。今、仕事で中心市街地の話をしていて、先日、商店街組合の人にヒアリングをしてきたのですが、やる気のある人は若手(といっても50歳前後だったりしますよ)か、テナントとして入っている人達で、商店街の長老達はやる気がない人が多いのです。
 しかし、そんなやる気のない人達は中心市街地再生へ向けた邪魔者扱いはしたくない。彼らは昔から中心市街地を盛り上げようとがんばってきた人達なのです。しかし、努力むなしく再生が進まない状況が長らく続いたこともあって、再生へのモチベーションを失ってしまった人達なのです。(と、聞いた)
 それに加え、多くの人達は子供が跡を継がず独立しており、しかも持ち家、ローン完済、更に副業で不動産賃貸収入がある人もいます。そんな人達が商売を頑張ろうという気になるわけがない。
 できることは、古い人達を懐柔しながら、テナント貸しに専念して貰い、やる気のある人達を集めてくることなんだろうな。
 R30さんのように「中心市街地商店廃業強化」とは仕事上よう言えません。