溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

台南のレンタサイクル T-Bike

先月、台南に旅行した際に、台南のレンタサイクルT-Bikeを使ってきました。

クレジットカードでも使えるようですが、悠遊卡(Easy Card)を持ってるし、台湾ではSimフリーの携帯を使うので、台北のYoubikeと同様におそらく悠遊卡で登録した方が便利だろうということで、利用者登録は桃園国際空港から高鉄桃園駅へ向かうMRTの中で済ませます。

登録はウェブサイトからもできますが、iPhoneアプリがあるので、そちらを使いました。

アプリを立ち上げたら、中国語メニューで表示されるので、右下のEnglishをタップして英語メニューに切り替えます。そして右上のMember Functionをタップします。

利用者登録のため、Member Registerをタップします。

利用者規約(Terms of Servicesに同意したあと、2番目の電話番号認証(Phone Verification)で、桃園国際空港で購入した携帯電話の番号を入力します。

そうするとショートメッセージで認証コードが送られてきますので、それを次の画面で入力して、登録完了です。

次に悠遊卡を登録します。Member Functionの画面に戻って、Setup Cardをタップします。次に登録するカードの種類を選択します。高雄の一卡通(iPass)か、台北の悠遊卡(Easy Card)が選べます。一卡通が先に来ているのは台南が高雄の隣だからだろうなあ。

ここで、注意しておかなくてはならないのが、一卡通、悠遊卡ともそれぞれ一枚しか登録できないことです。したがって、一つの携帯番号で登録できるカードは最大2枚なのです。私が台北のYoubikeの利用者登録を行った3年前は一つの携帯番号で、悠遊卡を5枚まで登録できました。台南でも同じようにして、妻の悠遊卡も登録できると思っていたので、この時点で僕のカードしか登録できていません。しかたなく、高鉄桃園駅に着いてから一卡通を一枚買いました。台南のバスやコンビニで使えるので、持ってて損はないかなと。

で、台南に着いてホテルに荷物を置いた後、さっそくT-Bikeを使い始めました。使い方はこの記事にだいたい書いてある通りです。

【台湾】台南版公共レンタサイクル「T-Bike」 | 海外現地情報ブログ | 阪急交通社

街角のステーションの端末の最初のメニュー画面は中文かEnglishしか選べませんが、Englishを選ぶとその後英語か日本語を選べますので、日本語メニューがあります。もっとも初めて使うときに、使い方を確認する程度で、その後このメニュー画面を見ることはありません。

自転車はこういう感じで並んでいます。

ちょっとした工夫なんですが、真ん中にスマホ入れがあります。ケースに入れたまま操作できます。地図アプリを起動するとナビになります。台南は熱帯でスコールもあるので、防水も兼ねるケースは便利です。Youbikeも導入してくれないかな。

借りたい自転車を選んだら、自転車を止めている緑のバー上にある端末にカードをかざします。

そして借りたい自転車の番号を左右ボタンで選びます。そのあと、借りたい自転車に行って赤のボタンを押すとロックが外れます。あとは自転車を引き出して使います。

返す時は、自転車を空いてるポートに戻して、端末にカードをかざして返却完了です。

使い方はYoubikeとほとんど同じですが、Youbikeは自転車2台につき1つのカードリーダーがありましたが、T-Bikeは10数台に1つなのでかなり簡素化していると言えそうです。

ま、やり方はサイトに書いてあるんですけどね。ウェブからは英語か中文なんですが、現地の端末は日本語もあります。端末といってもウェブサイトを表示させてるだけなので、ウェブでも日本語表示できそうなものですが。
https://tbike.tainan.gov.tw/Portal/Instruction/RentalInformation

料金はクレジットカードでも一卡通でも悠遊卡でも30分10NT$で、1日の上限が100NT$。つまり1日借りても日本円で400円弱です。台北は長時間借りると費用が格段に上がりますけど、台南は長い時間借りる方が得です。

おそらく、なんですけど、今年本格運用し始めたばかりで、ステーションの数が少ない(2017年5月時点)ので、台北のように目的地の近くで自転車を一旦返すという使い方がしづらいのです。

ステーションの現在の位置はT-Bikeのサイトで確認できます。
https://tbike.tainan.gov.tw/Portal/Station/Map

結果、ホテルの近くで借りたあと、ホテルに戻ってくるまで借りっぱなしという使い方にならざるを得ません。だから長時間利用に便宜を図っているのかなと。まだ、始まったばかりのサービスなので、利用者は少ないようですが、それでも旅行者などちらほら使っている人を見かけました。

名古屋のでらチャリなんてシステムは使いづらいし、誰も使わないじゃないか。
栄ミナミシェアサイクル でらチャリ | 名古屋のシェアサイクルサービス

この分野、日本はホント遅れてると思います。中国本土のように放置上等のシェアサイクルはいかがなものかと思いますが、システムとしては数段先を行ってる。
10カ月ぶりの北京の風景が、まったく変わっていた件 | 加藤貞顕 | note

日本では、事業採算がどうとか、入札でコストダウンとか余計なことを考えて、貧しいシステムで誰も使わないものができあがってしまいますが、もっと戦略的に投資した方がいいんじゃないですかね。