仕事でもフリーソフトがだいぶ使えるようになってきた。
ぼくが社会に出たおよそ20年前は、仕事用のフリーソフトはほとんどなかった。
ワープロはWord(学生の時は一太郎使用)
表計算はExcel(学生のときはLotus1-2-3使用)
ドローソフトといえばCanvas
GISはMapInfo
大量のデータの集計といえば、SASかSPSS
Powerpointは使う用がなかった。
このうち、10年ほど前、大学で研究していた頃から、データ集計というか統計処理ソフトではRを使い始め、今でも仕事で使っている。昔は大量のデータを処理するとかなり重かったが、パソコンの処理能力の向上もあって、かなり処理が早くなってきた。
2次元CADも会社ではAutoCADが入っているが、なにせバージョンが2008でかなり古い。今では、AutoCADと互換性のあるDraftSightの方が、新しいバージョンのAutoCADの形式のファイルも読めるので、今から覚えるならDraftSightの方がよい。
GISにもQuantumGIS(QGIS)というソフトがあるのだが、当初は機能も少なかったと思うけど、どんどん使い勝手がよくなってきた。前から存在は知っていたが、分析の必要があって、昨日自宅で初めて使ったら、(いろいろやり方を調べてみた結果)やりたい分析がわりと簡単にできた。ちなみに、今の会社で使っているのはArcGISだが、バージョンが9と古いので、できないことも多く、昨日の作業も会社のArcGISではできなかった。またArcはメニューがわかりづらいので何かやろうとするとGoogleで検索しないとわからない。
統計処理、CAD、GISはフリーで十分となった。
WordやExcelはLibreOfficeというフリーソフトがあるが、自分で作る資料は、特にWordでは様々なオブジェクトを貼り付けるので、LibreOffice Writerで読み込ませてみても、意図した通りに表示してくれないことが多く、正直使い物になっていない。バージョンが4.2に上がって、かなりよくなってきたようで、会社で使っているWord2007よりも機能がよくなったのではないかと思うけれど、客先もみんなWordを使っているので、Wordできれいに表示され、かつ編集できないことには仕事では使えない。
ドローソフトは今の会社ではIllustratorを使っているが、その代わりになるソフトとしては、InkscapeかLibreOffice Drawになるだろう。どちらかといえばInkscapeの方が近いのだろうけれど、こちらはまだVer.0.48だったか。Illustratorでできることが代替ソフトでもできないと困るし、印刷データの入稿もaiが標準なので、aiで書き出せないと困る。最近はPDF入稿も多くなってきたが。
WordやIllustratorが仕事上でもフリーソフトにとって替わられる日が来るのだろうか。