読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

民間路線バス会社の運転手不足(伝聞ですが)

ちょっとタイムリーなニュースがありました

NHKオンライン
さらっと「自治体が運営するバスなどより条件のよい職場に転職」と書いてあるけど、2種の取得費用をバス会社が出して人を育てても、赤字経営なのに遙かに給料の高い公営バスに転職していくのも問題なんですよ

いま、仕事で参加している会議に某バス会社の社長さんが来ており、その中でまさにこのニュースの内容を喋っていました。

以前からバス会社は慢性的な運転手不足に陥っており、時間外労働などでなんとか回している状態で、これ以上運転手が減るとバスを減便せざるを得ないと。統計的にはバスの運転手はほぼ横ばいですが、平均年齢が徐々に上がってきていて、若い人のなり手がおらず、そのまま高齢化しているという状況にあるようです。それでいて、人材募集をしても応募がないとこぼしておりました。バスの運転手になるには大型2種免許が必要なのですが、それの取得費用も出すという条件をつけても、だそう。

確かにブックマークのコメントにあるように、募集かけるだけでなく、ハローワークなどにいってスカウトするなど、能動的な募集活動が必要でしょう。しかし、若い人は自動車自体の興味を失っている人も多く、運転免許を取りたがらないということもおっしゃっておられました。

はてなブックマーク - バス運転手不足で初の検討会 NHKニュース

そして、同じく会議に参加していた別の人の話からの伝聞ですが、大都市圏のバス会社では公営バスへの人材流出が起こっているそうです。かつて公営バスの運転手は、年収1,000万円超ももらっているといって叩かれたこともあって、今は下がったのかもしれませんが、組合活動もあるでしょうから、大幅に下げることにもならず、依然として民間と公営では賃金格差があると思われます。その公営バスが運転手の募集をする際には「大型2種免許保有、実務経験10年以上」という条件で募集するようです。


すると、どうなるか。


民間バス会社の運転手が公営バスに転職していくのです。


そうなると、民間バス会社は人材を補充しないといけないのだけれど、即戦力がいない。なぜならば大型2種免許保有者が労働市場にダブついているということがないから。運転免許取得費用を出すとはいっても、取得するまでに時間がかかりますからねえ。免許とって即実戦投入なんてこと、会社としては怖くてできないでしょうし。

それでなくても、人の命を預かり、定時運行が求められる路線バスだと緊張感が半端ないでしょう。なかなか人材が集まらない。

では、給与上げれば?という話も出てきますが、そもそもそれほどの原資がバス会社にあるのか。ほとんどの路線は赤字で、運賃を上げるのも認可制で、おいそれとすぐに運賃を上げられない。上げると利用者が減る恐れもある。というわけで、赤字を垂れ流してもやっていける公営バスと比べると、経営体力に余裕はないのではないかと思うのです。

人口減少、少子高齢化社会においては、路線バス事業なんてそもそも市場としては成り立っていないと思うのです。

ただ、これからの社会においては公共交通は重要なインフラであると思うので、公共財として行政が適切に負担するなり、地域が負担するなりして足を守っていかなければならないと思いますよ。

今後、制定される交通基本法の下で、自治体は交通計画を立てることが求められるので、その中でバスをどうするのかは考えていかないといけないでしょうね。

交通基本法衆院に提出 - 民主党
http://www.dpj.or.jp/article/102700