溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

東北食い倒れ旅行その4

最後の夜は飲み歩こうとか思いながらも、ホテルに帰ってバタンキュー。おかげて、朝は6時半に起きた。ホテルの周りを散歩して、部屋に戻ってから、コーヒーを飲みながら相方と相談し、レンタカーで観光することにした。

まずは腹ごしらえということで、青森駅前の食事処おさないでほたていくら丼を食す。朝から贅沢。

ちなみに相方は連日の暴食で胃が弱っているようなので、すいとん入りのけの汁のみ。

さて、車で一時間かけて、芦野公園というところにある、古い駅舎を改装した、喫茶店「駅舎」へ。

実際に津軽鉄道の駅のホームが前にあり、喫茶店の隣には現在の駅舎がある。

ちょうど汽車が来たので、ホームへ出てパチリ。

この日、駅のある芦野公園はさくらまつりが開催されており、花も満開であった。

芦野公園まで来たので、隣の金木へ移動して、太宰治が過ごした、津島家の斜陽館へ行く。その前に金木駅でゴールデンウィーク中に走らせている客車を見ることができた。津軽鉄道と言えば鉄道ファンにとってはストーブ列車で有名。ストーブの時期ではないけど、客車の中にはしっかりストーブがあった。

斜陽館はとにかく贅沢だった。8帖の部屋が狭く感じた。我が家で一番広いのは6畳なのに。



見終わったのち、小腹が空いたので、若生(わかおい)昆布のおにぎりを買って食べた。薄い昆布がご飯に巻かれており、噛めば噛むほど昆布の味が出て、なかなかの美味しさだった。


ここから、思いつきで弘前まで行った。東北に来る前に知り合いから、弘前のイタリアンがすごくおいしいらしいと聞いていたからである。

弘前もさくらまつりの真っ最中で、弘前城の周りはかなり渋滞していた。芦野公園と違って、ここはかなり葉桜が入っていた。それでも桜の本数が半端ないので、美しかった。花びらで外堀が埋め尽くされるぐらい。

イタリアンのお店はランチの時間を外していたので、営業していない。仮に営業していたとしても、予約でいっぱいになりそうな感じで、いきなり行くのは難しそうだった。
朝ご飯をがっつり食ったあとは、コーヒーを飲んだのと、おにぎりを食べただけなので、15時半ともなると、遅い昼食を摂りたい。そんなときに、城の近くで郷土料理店がやっているというので、入った。郷土料理しまやというお店。入ってみると、カウンターに7〜8種類のおかずが並んでおり、京都のおばんざいのお店を思わせた。
おかみさんのお勧めのものを出してもらっでぱくつく。
小さな筍の煮物。

うどの酢みそ和え、種類はわからないけど山菜のゴマ和え。ゴマが黒ごま。

たらの煮物って言ってたかなあ。たらじゃないような気がするんだけどな。


これ、もやしの煮物。茹でる前のもやしが細くて長くてまっすぐだったのです。

お店の常連さんが、山でとってきたというたらの芽を早速天ぷらに。衣が片栗粉なのが見なれなかった。生姜醤油でいただいてウマー!醤油が甘くて、あまり見たことのない味だった。

最後にキンキの白煮をいただいた。キンキを塩で30分ほど締めたあと、昆布で煮たスープ。ネギが効いている。魚のスープは魚からしっかり味が出るから、あれこれだしを使わないこと、だそうです。勉強になった。

ここのおかみさん、ものすごいおしゃべり好きで、まー、よくしゃべる。食べログにもそう書かれていたようだ。
イタリアンには行けなかったが、その代わり、いい店を見つけたと思った。
最後に弘前城へ戻って桜の写真を撮ってから、青森空港でレンタカーを返し、名古屋に戻ってきました。

去年と異なり、かなりその場で決めた行程でしたが、とても満足しました。でも、疲れた。