溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

片山右京さん遭難は誰が悪いわけでもないだろう

 アルピニスト・野口健さんのブログでの片山右京さん遭難についてというエントリが話題である。
 実際に同じような体験をしている人の意見は説得力がある。

右京さんが仲間を残したまま下山したのは間違えていなかったと思う。最後は生き延びなければならない。極めて冷たい表現に写るかもしれませんが、冒険では一部例外を除けば基本的には自己責任が求められるもの。

「右京さんは12月中旬から南極大陸最高峰ビンソン峰遠征を控えていて、そのトレーニングだとするのならば、南極大陸の厳しい環境を想定した上で、可能な限り南極の状況に近い厳しい条件の中であえてトレーニングを行っていたとするのならば、それは当然のこと。富士山に登ることだけが目的ならば快晴無風の方がいいに決まっているが、南極遠征のトレーニングならば趣旨が違ってくる」と説明しました。

 僕は登山経験はないけれど、この事故に関する意見は同じであり、誰が悪いというわけでもないと思っている。
 亡くなった2人のうち1人は片山右京さんよりも登山経験が長く、かつ片山さんの登山のプランニングなども行っていたという。ひょっとすると今回の富士山トレーニングもこの人が計画したものではなかったか?
 今回は2人用テント1つと1人用テント1つで登山していて2人用テントが飛ばされてしまったのだが、もしこの2人用テントの中に片山さんがいて、片山さんが亡くなって別の人だけが生き残っていたとすると、その人は今回の片山さん以上に憔悴して、また世間からのバッシングに晒されていたかもしれない。


 ただ、一点責められるところがあるとすれば登山計画書を出していなかったことだろう。これも何か事情もしくは意図があるのかもしれない。