小学校時代の友達のこと
小学校時代に1年ほど隣に住んでいた友達がいる。僕が父親の転勤で引っ越してきた1年後にその友達は父親の転勤で別の地に引っ越した。当時の家は棟続きの長屋みたいな家で、隣の家とは屋根が繋がっていたので、家に誰もいなくて帰れないときは、隣の家から屋根伝いで家に帰ったり、屋根経由で家に遊びに行ったりしていた*1。
そこのお母さんとうちの母親は毎年年賀状をやりとりしていて、今年の年賀状によると、その友達は今年からニューヨークに転勤するらしい。ふと何やってるんだろうと思って、そいつの名前と出身大学名で検索してみると、オーケストラのホームページがヒットした。
その友達は当時バイオリンを習っていたのだが、それを今も続けているということのようだ。大学でも管弦楽団に所属したり、プロのミュージシャン*2のライブやレコーディングにも参加していたようだ。すげえな。
その友達には兄貴がいて、その兄貴はピアノを習っていた。そして僕は当時エレクトーンを習っていて、家がそういう構造なもので、リビングにしかピアノもエレクトーンも置けないこともあって、お互いリビングで練習するものだから、よく音が聞こえてきた。もっとも僕はエレクトーンに興味を失っていたので、かなり練習は怠けていて、友達が引っ越した数ヶ月後には大ケガで入院したこともあってエレクトーンをやめてしまったが。
友達の実家は今は東京にあり、僕が東京に住んでいた頃、距離にして数キロぐらいしか離れておらず、バス一本で行けたし、自転車でうろちょろする範囲内でもあったので一度挨拶に行こうと思ったこともあったが、当時彼は名古屋に赴任していて、その後ロンドンに転勤した。そうこうしているうちに僕は一度関西に戻り、そしていま名古屋にいる。彼とはいつもすれ違っている。逆に言えば、ニューヨークに新たな拠点ができたと考えればいいのかな。大学時代の友人がニューヨークに赴任している間にアメリカに遊びに行くことができなかったので。
そのホームページでは顔写真も出ているのだが、彼はバイオリンで目元から下を隠している。それでも当時の面影は残っている。
