増殖する希望軒

名古屋に住む前に神戸に3年ほど居た頃、夙川に希望軒（ほーぷけん）というとんこつラーメンのお店があった。かなりの人気店のようで、土曜日の夜ともなると、お店の前にはかなりの行列ができていた。僕も３，４回食べに行ったことがあった。僕はこの店に行くとネギ大盛りと餃子を頼んでいた。

その後、神戸三宮のセンタープラザの１階に三宮店ができ、更に夙川の店の斜め向かいあたりに、別館のレトロ館ができた。このうち三宮店には行ったことがあるが、夙川のお店に比べると、それほど美味しくなかった覚えがある。神戸にいた最後１年ほどは多忙で希望軒のことはすっかり忘れていた。

昨日、打ち合わせで岐阜県可児市に行ったとき、「希望軒」という屋号を持ったラーメン屋を見つけた。

なんで、こんなところに希望軒があるのか？
同じ屋号をもった別のチェーンか？

気になったので、さっき調べてみたところ、どうやら件の希望軒のフランチャイズ店のようなのである。

更に気になったのは、この会社の沿革である。

2002年にセントラルキッチンを整備し、2003年以降急激にチェーン店が増えている。
僕が希望軒に行っていたのは2003年の前半までなので、僕が知らないうちにチェーン店が膨れあがった。名古屋にも今年に入ってから10数店出店している。セントラルキッチンだから、どこでも同じ味を提供できますってことで、フランチャイズ制だからガンガン増えるのか。ここまで人を巻き込めるのだから、加盟料とかロイヤリティはお安くなっているのか、それとも魅力的なブランドなのか。大阪以西の人には希望軒って有名だと思うんだけど、それ以外の地域、ましてや東海地方で希望軒という話は聞かない。今年ももうあと一ヶ月半で終わるのに、僕自身が知らなかったのだから。どうなんだろう、今の希望軒は。

懐かしいので平日のお昼ごはんに高畑の希望軒に行ってみようかと思う。