溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

「空気を読めない」という言葉の使い方

 「空気を読めない」絡みのエントリは、はてなダイアリーmixi日記両方で載せております。
 コメント欄やはてブを通じて皆様からコメントをいただきました。ありがとうございます。
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 さて、いくつかコメントを戴いた中から、自分なりの考えを述べます。

読める、読めないは一緒にいるメンバーやその時の体調にもよるのでは?

 確かにその傾向はありますね。大学時代にあれだけ面白かった友人は就職で東京に行って全然ダメになったと言ってました。笑いのツボがわからんし、ボケてもツッコミがこないから何を喋れば反応が返ってくるのかわからんとぼやいてました。
 その後、僕も就職で東京に引っ越しました。
 僕は逆にしっくりと嵌りました。
 フリートークで僕が取れるベタな笑いがなぜか東京で受けたことと、会話ではツッコミに徹したことでしょう。ボケはツッコんでくれる人がいないと理解されないこともありますが、ツッコミは日常会話の中のちょっとしたところにツッコむことでも成立します。ピン芸人にツッコミが多いことからもわかります。ピンのボケとしては中山裕太か。
 僕の笑いが低レベルの分、東京で嵌ったともいうことでしょう。
 本来の僕は、毒舌だったり、キワモノしますので、ドンビキされる可能性は大いにあります。いや、されてます。でも東京ではそういうことをしませんでした。
 もう一つ、体調についてもありますね。自分で見えている時と見えていない時はあります。今、これを言うと少し笑いが取れると瞬間的に感じることはあります。そうときは受けますね。でも会話中に長時間考えたものは、静寂を呼ぶ傾向はあるようです。

黙っているのが「空気読んでる」ことになるケースもあるのでは?

 それは確かにあります。個人のタブーであったり、正論過ぎて議論の盛り上がりを妨げるようなものですね。そのようなケースは、その場の変化する空気を読むというよりは、場で変わらない約束事であるように思います。それを破ることは空気を読んでないと見なされるでしょうが、黙っていると、「君、空気を読んでいるね」って褒められることがあるのでしょうか。

君は悩む前にお外で遊んだほうがいいんじゃない?

 名古屋では友達がおらへんねん(苦笑)

ここまでしないといけない交友関係は寂しい

 人数が多くなる(7,8人以上)と、そこで笑いを取ろうと張り合いたくなるみたいです。友達関係がギャグの量で決まっているわけではありません。サークルの新人への儀式としてツッコミ千本ノックは受けますが。

キャラが違うことをするから「空気を読めない」のだ。身の程知らず。

 これはその通りですね。風貌、声質、性格、どれを取ってみてもお笑いキャラではありません。控えたことでダメ出しは減りました。しかしそれとともに、友達の間での印象が薄れ、年々僕のことを忘れられているような気がします。芸人は良きにつけ悪しきにつけ露出してナンボの世界です。
 onoxさんが書かれていた「空気読めよ」はどういうニュアンスなのでしょうか。僕が思っているのは、さんまさんが言うような「ぼやき」口調であって、キムタク(のまねをするホリ)の怒り口調ではありません。

一連のエントリやコメントを読みながら思った「空気を読めない」という言葉の使い方の違い

 どうも僕の日記を読んだ多くの人が、「この人、かわいそうな人だ」「関西はコミュニケーションが厳しい世界だ」という感想を持たれてしまったのだろうか。
 確かに僕は「空気を読めない」と言われた。
 しかし、それは僕個人の人物評価として言われたのではなく、会話中のダメだしである。
 笑いを取る、取らないは別として、「空気を読んだ」発言はすることがある*1
 ひょっとすると、陰では言われてい「あいつはホンマに空気読まれへんわ」と言われているかもしれないが、僕自身が他の人間からその場にいない人間について「あいつは空気読んでへんし」と聞いたことはないので、僕のごく限られた交友関係の中では、「空気を読めない」という言葉は、その場のダメだしに使うことはあっても、人物評価に使ったことはない。ちなみに「空気を読めない」と言われるときには笑いが起きる。
 一方、30代女性会社員の気になるニュース:ハンサムだと、空気読むスキルが磨かれないことがある - livedoor Blog(ブログ)に出てくる永田議員の話も、トラックバックを戴いたonoxさんの駄文ログ:「空気を読め」という言葉の使用用途を2パターン考えてみますたでも、「空気を読めない」ことを人物評価として使われている。onoxさんはこう書かれている。

自己中心的,必要以上に目立とうとするやつ,気に入らないやつ.ようは,ネガティブな印象をもっている相手に対して発せられる言葉なのだと思う.それは「うざい」「目障り」といった言葉の代用品として使われているからだ

 そうなのか。
 関西以外では「空気を読めない」キャラを通すと、その人間性を否定されることになってしまうのか。
 ひょっとすると、僕も東京に住んでいた頃に、「あいつは空気を読めない奴だ」というレッテルを貼られていたのかもしれない。
 東京は怖いなあ。
 
 なんとなく僕が勝手に関西人代表になってしまった感があるのですが、僕はパチモン関西人なので一般論化しないでください。

*1:と僕は思いこんでいる