溢れ出る加齢臭

カレー臭に加え加齢臭が溢れ出る年齢になりました。

セブンイレブン9000店突破記念キャンペーン第2弾

というのが、現在行われているんですが、
これは、税抜700円以上の買い物について、
700円毎にスクラッチカードが1枚もらえます。
 
このスクラッチカードは1枚に2種類のゲームがついています。
1つ目は、縦に3つ、横に4つの銀面があり、一列3枚のうち1枚ずつ、
計4枚めくって、「9」「0」「0」「0」が出れば、
このスクラッチカードが500円分の商品券になります。
次回、500円以上の買い物に使えます(但し1月31日マデね)。
 
もう1つのゲームは、銀面が1枚あり、これを削って「当たり」が出れば、
そこに書かれているドリンクがもらえるというものです。
 
このスクラッチカードが厄介なのです。
まず、1つ目のゲームなのですが、
1列に必ず「9」「0」「0」「0」が含まれているので、
当たる確率は1/3の4乗=1/81です。
 
(例)下のように隠されていて、1列につき1枚ずつめくるとします。
 残念  残念   0   残念
  9    0   残念  残念
 残念  残念  残念   0
 
こうやって説明すれば、
なんとなくこのゲームの意図はわかります。
スクラッチカードにもそういう説明は書いてあります。
しかし、その字が小さすぎて、お年寄りには読めないのです。
しかも、1/81の確率で500円しか当たらないというのは、
非常に非効率とも言えます。
配当が高いか、確率を上げないと、誰もやりたがりません。
 
ではお客さんに説明すればいいのではないかという意見もあるでしょうが、
混んでいるときに、いちいち説明できるでしょうか?
説明をすることは、待っているお客さんにとっては迷惑です。
こういう場合、丁寧な応対ではなく、迅速な応対が求められるのです。
おそらく、店員さんにとっても邪魔なはずです。(というか邪魔です)
 
次に2つ目のゲームについても問題があります。
それは当たりの確率と商品の問題です。
1つ目のゲームと違い、当たりの確率は作った人の匙加減で決まっており、
それはお店の方でも操作できません。
少なくとも、自分で10枚ぐらいめくりましたが、全てハズレました。
単に運が悪いだけですか。
たかが、ドリンクなのに、こんなに確率が悪いとやる気なくなります。
第1弾のキャンペーンがハズレなしのスピードくじだっただけになおさらです。
とりあえず2つのゲームとも外れると、すっごく気分が萎えます。
その確率が高いだけになおさらです。
もう一つは当たる商品の問題ですが、
ドリンク5種類の中の1つが書かれているということなのです。
そのドリンク5種類というのが、
 
伊藤園お〜いお茶緑茶ペットボトル 500ml(140円)
伊藤園お〜いお茶緑茶ホット用 345ml(130円)
伊藤園お〜いお茶緑茶ペット 350ml(125円)
・UCCプレミアムリッチミルク入り 190G(115円)
・UCCプレミアムブラック無糖 190G(115円)
 
なんですか。これは。
要するに、緑茶とコーヒーの2種類しかないんやと。
つまんねー。
確率低いのに、当たるのがお茶かコーヒーですよ。
既にお茶を買っていたらどうするんですか。
ホット用2つも持っていても、2つ目は確実に冷めます。
まぁ、お茶ならまだいいでしょう。だいたいの人は飲めますから。
コーヒーが飲めない人がコーヒー当たったらどうしましょう?
ちっとも嬉しくないですね。
ハズレくじなしでコーヒーが当たるならまだよしとしますが、
せっかく低い確率を乗り越えて、コーヒーでは萎えるというもんです。
 
どうもこのキャンペーンはいろいろ問題が多すぎて、
販促にもならないのではないかと思います。
むしろ、
・スクラッチカードの制作費
・商品用のドリンクの仕入れ代
・コマーシャル制作費用
が、損失になっているはずです。
 
企画の1つとしては良かったのかもしれませんが、
なぜこの企画が通ってしまったのでしょうか?
 
【おまけ】
実はレジの段階で税抜700円以上であるかどうかを判断するのは難しいのです。
なぜならば、新聞、雑誌はあらかじめ税込の値段で表示されるので、
新聞、雑誌と他の商品を同時に買った場合、
税抜の値段を計算するのは、暗算になり面倒なのです。
ということをわかって企画したのかい?
 
セブンイレブンのニュースリリース
http://main.sej.co.jp/06/0601/0601link/116.html