InstapaperとPocketの違い
あとで読むサービスの2大巨頭のInstapaperとPocketの個人的に思う違いを整理してみた。
Instapaper | ||
---|---|---|
構文解析力 | 高い | 低い |
動作 | 重い | 軽い |
AutoPagerize | 非対応 | 対応 |
全文検索 | 無料 | 有料 |
Kindle送信 | あり | なし |
音声読み上げ | あり | なし |
こんなところか。使いやすいのはPocketの方だが、Pocketで対応できないサイト、例えばGoogle News経由での各新聞社の個別記事や、Togetterまとめなどについては、Instapaperでしか読めない。いっぽうで、InstapaperはAutopagerizeに対応していないので、複数ページで分割されるようなダイヤモンド・オンラインや東洋経済オンラインなどは1ページ目しか保存してくれない。これがPocketなら最後のページまで読み込んで保存してくれるので、一気に読める。Safariのリーダー機能でも最後のページまで読み込んでくれるはずなのだが、最近、対応していないページが多い。
というわけで一長一短があるので併用してせざるを得ない。Feedlyからあとで読むサービスに送る場合は、InstapaperとPocketそれぞれに個別で送るのではなく、Feedly上でセーブしてifttt経由でInstapaperとPocketにそれぞれ送っている。
知人がライザップメソッドで2ヶ月で10kg痩せた
これ。
10kgも痩せる余地があったことも驚いたが、糖質制限と筋トレの組み合わせというライザップメソッドは効くのね。おそらく穀物とビールを抜くだけで、根菜は制限しない糖質制限だと思うけど、それにしても凄い。
この人はミュージシャンなので、一つのことをやり抜くのに長けている。このやり方は理解できるけど、凡庸なサラリーマンの私には何よりも続けるのが無理。
早起きできないので、朝のジムでの筋トレもなかなかできない。1日1万歩以上を目標に徒歩で通勤しているけれど、仕事の都合上、毎日はできない。家の食事もあるので、炭水化物を抜くことはなかなかできない。カレーを一応趣味にしていると炭水化物から逃れられない。
まあ、そんな言い訳ばっかりしてたらいけないので、仕事中のランチは少なくともご飯を食べないようにしますわ。
ペーパーレスは無理
去年あたりから、公私ともども電子デバイスが充実して、ペーパーレス環境を作って取り組んでみたものの、結果的に紙より不便になってしまい、生産性が落ちている。
この1年間で増えたもの
- 会社のPCのサブディスプレイ(使っていなかったEIZOの17インチ液晶ディスプレイを活用)
- iPad Pro(個人で購入したものだが、仕事用に活用)
- Apple Pencil
- Kindle Paperwhite
- Evernote Premium(仕事用のほぼすべての資料をPDFにして放り込める)
やったこと
- クライアントとの打ち合わせ資料は、完成版以外は一切印刷せず、PC上で作成する。打ち合わせで使ったあとは、スキャンしてPDFにしてEvernoteに放り込んで紙は捨てる。
- 資料チェックはPDFを作成してPC上で確認、もしくはiPadで確認、添削
- 買う本は基本的にKindle本
- 紙のメモ帳やノートは持たず、iPad Pro上のMetamoji NoteにApple Pencilで書く
どうだったか
打ち合わせ資料のチェックは電子デバイスでは不便。
単純な誤字脱字チェックならPDFでもいいが、構成の確認や内容の整合性をチェックするためには、同じ資料の異なるページを見比べながら検討する必要がある。Wordなら同じファイルで別ウィンドウを立ち上げてチェックすることも可能だが、PDFでは別のソフトで同じファイルを立ち上げて見比べる必要がある。画面の広さから言って、21.5インチディスプレイ以上は必要なので、iPadやノートパソコン上では無理。 でも紙の資料ならステープラーの針を外して、紙をバラしてしまえば一瞬。画面で見落とすところが、紙だとなぜか見えやすい。一覧性が高いからか。
EvernoteにPDFを放り込むのは便利。
Premiumでは画像データのPDFをOCR変換してくれるので、文字データが残る。クライアントから紙で貰った報告書などもスキャンしておくと、Evernote上で内容の検索ができる。これは至極便利である。とは言え、パラパラとめくって確認するケースも多いので、資料を捨てるというわけにはいかない。捨てるのは自分で作った資料だけでよいが、これも社内の照査報告書用に残すケースがあるので、実際は捨てるケースが少ない。
Kindle本は中古がなく下取りできず、図表が画像になるので不便。
Kindle本は、紙の本よりも安いものの新刊で購入しなければならず、また読み終わった本を売ることもできない。また、数式や表などが画像データになるので、Kindle Paperwhiteでは読みづらい。例えばこういう本はKindle Paperwhiteでは辛かったので、iPad Proで数式は読み直した。
確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
- 作者: 森岡毅,今西聖貴
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/06/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
iPad Proで読む場合とくらべて目が疲れないのはいいんだけど、あくまでも単純な文字データだけの本、かつ出回っておらず、下取り予定のない本、貸すことのない本しか使えない。とは言え、Amazon.comで買えば洋書が安くなるケースもあり、Kindle単体で辞書も引けるので、英語の本を読むときには重宝する。 結局、すべてがKindleになるのではなく、本の種類によって併用することになるのだろう。
iPad Pro上で手書きするよりも、メモ帳やノートにペンで書くほうが便利。
これは一つ前のエントリにだいたいのことは書いた。まあ、なんだかんだと言って、紙とペンの方が便利である。現在では紙にメモを書いて、残したいメモはiPad ProのScannableでPDFに保存してEvernoteに送っている。ノートは持っていない(買い忘れている)
iPad Proの方が優れているかもしれないのは、絵を描くときだろう。着色が無制限、レイヤーで線を区別できる、要素の移動が簡単、やり直しや修正が容易といった理由で。
結論
完全に紙が電子デバイスに置き換わるのではなく、併用していく。平たく言えば、一覧性の紙、検索性の電子デバイスというところ。
iPadで会議のメモ取りと録音をする
会議後の議事録(この場合の議事録はA4版1枚に議事概要や決定事項を書くような簡易版ではなく、A4版5~6ページにわたる会議録である)を作るための会議中のメモ取りとして、iPadが使えないか思い、メモ取りと録音が同時にできるアプリとしてEvernoteとMetamoji Noteを使ってみた。
Evernoteでメモをとる
www.evernote.com Evernoteで録音しながら、キーボードで文字を入力していく。
キーボードで入力
iPadの日本語入力は推測変換ができるものの、変換候補の文字がなかなか出てこない場合、入力に時間がかかってしまい、会議の進行にメモが追いつかないことがある。PCで議事録を取る場合は、変換をあきらめて最初からひらがな固定で文字入力をしてしまい、後日、後変換で漢字仮名交じり文に直すことができるが、iPadではそれができないので少々不便である。 また、会議中に横文字がでてくる際にアルファベット入力に切り替える必要が出てくる。ソフトウェアキーボードの場合は、左下をタップすれば文字が切り替えられるが、1タップで切り替えられるのは、英語と日本語の2つのキーボードしか使っていない場合だけで、3つ以上のキーボードを使っている場合は、運悪く関係ないキーボードを出してしまうと、目当てのキーボードを出すまで何タップかする必要があるので、時間がかかる。さらにソフトウェアキーボードは、入力を全く受け付けないことが時折発生するので、そこも時間ロスの原因となる。そもそもソフトウェアキーボードには慣れていないので誤入力が多く発生し、なかなか早く入力できない。この辺は練習すればよいのだけど、そもそもiPadで文字入力する機会はそれほど多くない。 Bluetoothキーボードを使って入力するほうが、画面を広く使える上、打鍵感があるので入力しやすいのだけど、私が使ってるリュウドのキーボードはOption+Spaceが文字入力の切り替えになり、切り替える言語を選ぶとEnterを押さなければならない。会社のパソコンではMacの日本語キーボードと同じバインドになるよう、無変換キーで半角英字モード、変換キーでローマ字入力になるように設定しているので、iPad用のキーボードでの言語切替は私にとっては面倒である。Bluetoothのキーボードは反応が半テンポ遅いしな。
Apple Pencilを使った手書き入力
mazecという手書きキーボードを購入しているので、Apple Pencilを使って手書きで文字入力をしていくこともやってみた。 mazec.jp 変換精度はそこそこ良いのだけど、そもそも手書きよりもキーボード入力のほうが速いので、キーボード入力ができる環境ならばキーボードのほうが便利であった。また、変換候補が間違っている際の正しい文字を選択する時間が惜しい上に、文字の区切り位置の認識が間違って、二つの文字を一つの漢字として認識した際の分離作業が結構時間のロスを招く。また議事録では早く書く必要があるので、手書きの際には画数の多い漢字を書かずカタカナで書くことがあるのだが、mazecではひらがなを漢字に変換することはできても、カタカナを漢字に変換することができないので、メモ取りには役に立たなかった。
録音した音を聴く
Evernoteでは.m4aの拡張子で音源が保存される。iPadのEvernote上で音を再生して、議事録を完成させようとしても、Evernote上での再生機能は、再生と停止とスライダーによる再生位置の変更しかなく、巻き戻しや再生時間の指定などができないのが不便である。iPadでの議事録の完成はあきらめて、PC上で音源をEvernoteからダウンロードし、再生ソフトで聴き直すのが望ましいものと思われる。
Metamoji Noteでメモをとる
product.metamoji.com Metamoji Noteで録音しながら、Apple Pencilを使って手書きでメモをしていく。
Apple Pencilで入力
Metamoji Noteでの入力は、mazecとは異なり、紙にペンで書くように線データとして入力する。(テキストボックス内にキーボードで文字データとして入力する機能もあり、mazecと組み合わせることで、手書き入力はできる。またmazec plusというオプションを購入すると、Metamoji Note上でのひらがなや漢字を、文字データとして変換することもできる)手書きと異なるのは、書いたものを拡大縮小や移動ができることであるが、会議のメモ取りをしているときには、そのような行為をしている時間はないので、Metamoji Noteでの手書きは、結局のところ、ノートにペンで手書きすることと大差がない。
録音した音を聴く
Metamoji Noteの録音の特徴は、途中でチャプターを挟むことができることである。話題の節目、発言者の交代など、録音中にチャプターのアイコンをタップすることで、チャプターを挟むと、後で再生する時に頭出しができるので便利である。ただし、Evernoteと同様、巻き戻しができないので、聞き取りにくいところを何度も聴くのは不便である(そのためにチャプターを作るのも面倒)。Metamoji Noteの録音の最大の問題は、Metamoji Note上でしか再生できないことである。Metamojiクラウド上では、m4a形式で録音した音声ファイルが管理されているようであるが、音源ファイルだけを取り出すことができないので、あとでPCで再生しながらメモを起こすといった使い方ができない。
結論
iPadを使って議事録を作るために2つの方法を試してはみたが、結局のところ、会議中の録音はiPhoneで済ませて、入力はキーボードならノートパソコンのほうが便利だし、手書きならペンと紙で十分である。
ブログ名変えました。
10年来、teblogと名乗ってきましたが、サブブログの「あふれ出るカレー臭」だけでなく本当に加齢臭が溢れ出る年齢になりましたのでブログ名を変えることにしました。
昨日、職場で字を書いていた際に紙に目の焦点なかなか合わないということがあり、ひょっとしてこれが老眼というやつかもしれないと感じました。もともと、遠視かつ乱視なので、目の焦点が合いにくいということはあるのですが、ようやく自覚するようになってしまいました。
誕生日プレゼントに老眼鏡でもつくってもらおうかなと思います。
iPadを仕事で使う方法についてのメモ
今日は、会社から電車で2時間ほど離れた自治体へ打ち合わせのため出かけていたので、電車の中で仕事をしようと、iPadであれこれ悪戦苦闘していました。
私の仕事の前提
- 会社のメールはGmail
- 資料づくりはWord、Excel(この他にIllustratorなども使うが、iPadで仕事をするときに使うことはない)であり、Google DocumentやSpreadsheetは使えない。
今日の仕事
- 客先から送られてきたWordファイルを修正して、返送する。
やったこと
- Gmailで添付ファイルをGoogle Driveに保存(パスワード付きzipファイルで、かつ拡張子が.zi_に変更されている)
- Google Drive上で添付ファイルの拡張子をzipに変更して、iPadのWinzipで解凍(実は日本語のファイル名だったので、文字化けした)
- 解凍されたファイルをOneDriveに保存
- OneDrive上のWordファイルをiOSのWordで開いて、読み取り専用になっているので変換して別名保存(→この作業に結構時間がかかった)
- 修正内容をWordで編集して保存
- 客先から送られてきたメールに返信で、変更内容を記載して、先ほど編集したWordファイルを添付しようとしたものの、Gmailで添付できるのはGoogle Drive上のファイルだけだとわかる。
- OneDriveに戻って、編集したファイルをGoogle Driveに転送
- Gmailに戻って、Google Drive上に転送したファイルを添付したものの、送信先が見れない可能性があると表示。どうやらファイルそのものを添付するのではなく、Google Drive上のアドレスを送るみたいだ。客先からGoogle Driveはアクセスできないので断念。
- Gmailに書いたメール本文をコピー。
- OneDriveに戻って、編集したファイルを、iOSのシェア機能でGmailを起動。
- Gmailにファイルが添付されているのを確認して、メール本文に、先ほどコピーした本文をペースト
- 宛先と件名を書いて送信。
問題点
- Gmail、Google DriveはMicrosoft Officeや他のクラウドとは滅法相性が悪い。
次善の策
メーラーをOutlookにしておけばよかった。Google Drive、OneDrive、Dropbox、boxに保存/から添付可能である。
こうすると、上記の手続きはこうなる。
- Outlookで添付ファイルをGoogle Driveに保存(パスワード付きzipファイルで、かつ拡張子が.zi_に変更されている)
- Google Drive上で添付ファイルの拡張子をzipに変更して、iPadのiZipで解凍(日本語のファイル名も対応)
- 解凍されたファイルをOneDriveに保存
- OneDrive上のWordファイルをiOSのWordで開いて、読み取り専用になっているので変換して別名保存(→この作業に結構時間がかかった)
- 修正内容をWordで編集して保存
- Outlookで客先から送られてきたメールに返信で、変更内容を記載して、先ほど編集したWordファイルを添付して送信。
保存をいったんGoogle Driveにしているのは、OneDriveは拡張子の変更ができないためである。
もし、Wordのファイルが添付されていれば、
- Outlookで添付ファイルをOneDriveに保存
- OneDrive上のWordファイルをiOSのWordで開いて、読み取り専用になっているので変換して別名保存(→この作業に結構時間がかかった)
- 修正内容をWordで編集して保存
- Outlookで客先から送られてきたメールに返信で、変更内容を記載して、先ほど編集したWordファイルを添付して送信。
なお、iOSのOfficeはOneDriveだけでなく、Dropbox、boxにも対応しているので、上のOneDriveはDropboxやboxに置き換えてもらっても構わない。
感想
仕事はできたことはできたのだが、変換処理などに結構時間がかかった。これならば荷物は重くなるけれど、ノートパソコンで作業した方がよかった。無理にiPadで資料の編集をすることはない。